結論|AIは業績分析の答えではなく、確認順を作る道具
日本株の決算を見るとき、売上、営業利益、経常利益、純利益、通期予想、進捗率、セグメント、受注、在庫、利益率など、見る項目が多くなります。
慣れていないと、数字を見ても「結局、良いのか悪いのか」がぼんやりします。
そこでAIを使います。ただし、AIに売買判断を任せるのではありません。
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森【投資家】の使い方は、
「AIに数字を整理させる → 一次情報で確認する → Fact・Inference・Unknownに分ける」です。
業績分析でやってはいけないこと
AIに決算を読ませると、もっともらしい文章が返ってきます。
でも、そこだけで判断すると危ないです。
AIの要約だけで決算が良いと判断する
売上増だけを見て、利益率を見ない
営業利益と純利益を混同する
一時的な特需を、継続成長と決めつける
通期予想や会社計画との比較をしない
株価がすでに織り込んでいる可能性を見ない
決算が良いことと、今の株価で買えることは別です。
ここを分けないと、高値づかみにつながります。
まず見る決算数字
最初に見る数字は、難しく広げすぎません。
まずは次の3つを確認します。
CHECK 01
売上高
事業が伸びているかを見る。ただし売上増だけで判断しない。
CHECK 02
営業利益
本業で稼げているかを見る。利益率の変化も確認する。
CHECK 03
通期予想
会社計画に対して進捗が良いか、上方修正余地があるかを見る。
業績分析の基本フロー
AIを使う前に、確認する順番を固定します。
型があると、数字に振り回されにくくなります。
| 順番 |
確認すること |
見る資料 |
| STEP 01 |
決算発表の内容を確認する |
TDnet、決算短信 |
| STEP 02 |
売上・営業利益・利益率を見る |
決算短信 |
| STEP 03 |
通期予想と進捗を確認する |
決算短信、決算説明資料 |
| STEP 04 |
セグメント別の強弱を見る |
決算説明資料、補足資料 |
| STEP 05 |
会社側のコメントを見る |
決算短信、企業IR |
| STEP 06 |
株価が織り込んでいるか確認する |
TradingView、株価チャート |
共通プロンプト|決算数字を整理する
まずは、決算短信や説明資料から拾った数字をAIに整理させます。
ただし、未確認のものは必ず「未確認」と入れます。
あなたは日本株の業績分析を補助する整理役です。
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以下の決算情報をもとに、売買判断ではなく、確認すべき論点を整理してください。
【銘柄情報】
銘柄コード:
会社名:
決算期:
発表日:
確認した資料:
・TDnet:
・決算短信:
・決算説明資料:
・企業IR:
【決算数字】
売上高:
営業利益:
経常利益:
純利益:
通期予想:
会社計画に対する進捗:
前年同期比:
営業利益率:
【依頼】
1. 売上・営業利益・通期予想を分けて整理してください。
2. 良かった点と気になった点を分けてください。
3. 一時要因か、継続要因かを分けてください。
4. まだ確認できていないことは【Unknown】に入れてください。
5. 次に確認すべき一次情報を出してください。
6. 売買推奨ではなく、調査メモとして整理してください。
【出力形式】
【Fact】
【Inference】
【Unknown】
【良かった点】
【気になった点】
【一時要因の可能性】
【継続要因の可能性】
【次に確認する資料】
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営業利益を見るプロンプト
業績分析では、営業利益を重視します。
本業で稼げているかを見るためです。
以下の銘柄について、営業利益を中心に業績を確認してください。
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【入力】
銘柄コード:
会社名:
売上高:
営業利益:
前年同期比:
営業利益率:
前期の営業利益率:
通期営業利益予想:
進捗率:
確認した資料:
【依頼】
1. 営業利益が増えた理由を、確認できる範囲で整理してください。
2. 売上増による増益か、利益率改善による増益かを分けてください。
3. 一時的な要因の可能性を指摘してください。
4. 通期予想に対して進捗が良いか確認してください。
5. 次に見るべき決算説明資料の項目を出してください。
【出力形式】
【営業利益の評価】
【売上要因】
【利益率要因】
【一時要因の可能性】
【通期予想との比較】
【確認不足の点】
【次に見る資料】
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反論プロンプト|良い決算に見えるときほど使う
数字が良く見えるときほど、反論が必要です。
Claude Codeには、買いたい気持ちにブレーキをかける役を任せます。
あなたは日本株決算を見る慎重な反論役です。
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以下の決算について、買い推奨ではなく、過大評価していないかを確認してください。
【銘柄情報】
銘柄コード:
会社名:
決算内容の印象:
売上高:
営業利益:
営業利益率:
通期予想:
株価の反応:
直近の上昇率:
確認済み資料:
未確認資料:
【依頼】
1. この決算を良く見すぎている可能性を指摘してください。
2. 一時要因、特需、コスト減、為替、補助金などの可能性を確認してください。
3. 株価がすでに織り込んでいる可能性を整理してください。
4. 通期予想が保守的か強気か、確認すべき点を出してください。
5. 今すぐ買わない理由を最大5つ出してください。
【出力形式】
【過大評価の可能性】
【一時要因の可能性】
【株価織り込みリスク】
【未確認の重要点】
【今すぐ買わない理由】
【監視継続にする条件】
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Fact・Inference・Unknownに分ける
決算分析で一番大事なのは、事実と推論を混ぜないことです。
数字は事実でも、その解釈は推論です。
| 区分 |
意味 |
例 |
| Fact |
資料で確認できた事実 |
売上高、営業利益、通期予想、会社発表の数字 |
| Inference |
事実から考えた仮説 |
利益率改善が続く可能性、上方修正期待、評価見直し期待 |
| Unknown |
まだ確認できていないこと |
一時要因かどうか、来期も続くか、受注の持続性 |
Unknownを買い理由にしない。
これは業績分析でも、銘柄分析でも同じです。
森【投資家】の業績分析メモ
実際に決算を見たら、次の形でメモを残します。
全部を完璧に埋める必要はありません。不明なところは不明と書きます。
【銘柄】
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銘柄コード:
会社名:
【決算】
決算期:
発表日:
確認した資料:
【Fact】
売上高:
営業利益:
経常利益:
純利益:
営業利益率:
通期予想:
進捗率:
会社コメント:
【Inference】
・業績が伸びた理由:
・継続しそうな理由:
・市場が評価しそうな点:
【Unknown】
・一時要因かどうか:
・来期も続くか:
・セグメント別の強弱:
・受注や在庫の状況:
・会社計画の前提:
【良かった点】
・
【気になった点】
・
【株価位置】
現在株価:
直近上昇率:
日足:
週足:
出来高:
【今の判断】
買い:
見送り:
監視継続:
【次に確認すること】
・決算説明資料
・TDnetの追加開示
・企業IR
・次回決算
・月次、受注、会社計画
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AI別の使い分け
業績分析では、AIに同じ質問を投げるより、役割を分けた方が使いやすいです。
| AI |
使う場面 |
聞くこと |
| Gemini |
成長性や材料を広く拾う |
市場が評価しそうな材料、テーマ、伸びる構造 |
| Claude Code |
反論とリスクを出す |
一時要因、過大評価、見送り理由、確認不足 |
| ChatGPT |
記事用に整理する |
Fact・Inference・Unknown、良い点、気になる点、監視ポイント |
| 森【投資家】 |
最後に判断する |
買い、見送り、監視継続。次に見る条件 |
決算が良くても見送るケース
業績が良いからといって、すぐ買うとは限りません。
森【投資家】は、次のような場合は見送りや監視継続にします。
株価がすでに大きく上がっている
決算の良さが一時要因に見える
通期予想が据え置きで、会社側が慎重
利益率改善の理由がまだ確認できない
出来高が急増したあと続いていない
次の決算まで確認したい項目が多い
数字は良い。
でも、今の価格で買うかは別。
この一文を入れられる記事は、かなり実践ログらしくなります。
公開前チェックリスト
業績分析記事を公開する前に、最後にここを確認します。
決算短信、TDnet、企業IRなど一次情報を確認したか
売上だけでなく営業利益を見たか
営業利益率を確認したか
通期予想と進捗を確認したか
一時要因と継続要因を分けたか
Fact・Inference・Unknownを分けたか
AIの回答だけの記事になっていないか
見送り理由を書いたか
次に確認する資料を書いたか
まとめ|業績分析は、数字を見る順番を固定すると楽になる
日本株の決算を見るとき、最初から完璧に読む必要はありません。
まず売上、営業利益、利益率、通期予想を見る。
そのうえで、AIに良い点、気になる点、未確認の点を整理させます。
ただし、最後は必ず一次情報に戻ります。
AIの要約ではなく、TDnet、決算短信、決算説明資料、企業IRで確認した内容をもとに判断します。
AIで整理する。
一次情報で確認する。
Fact・Inference・Unknownに分ける。
これが、森【投資家】の業績分析の基本です。
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