TDnetと決算短信の違い|どこで見る?決算発表日の確認手順
TDnetは上場会社の適時開示情報を確認する仕組みです。決算短信は、そのTDnetなどで公表される資料の一つです。場所と資料を混同しないことが、最初のポイントです。
TDnetで発表の有無と日時を探し、決算短信で数字を確認し、決算説明資料で変化の理由を読みます。

TDnetと決算短信の違い
| 名称 | 何か | 最初に見ること |
|---|---|---|
| TDnet | 東京証券取引所の適時開示情報伝達システム | 発表日時、会社名、表題、訂正の有無 |
| 決算短信 | 決算数値や会社予想などをまとめた開示資料 | 売上高、営業利益、進捗、通期予想、配当 |
| 決算説明資料 | 増減理由や事業別の状況を図表で説明する資料 | 伸びた事業、利益率、今後の施策 |
| 企業IR | 各社が公式サイトで公開する投資家向け情報 | 資料一式、過去資料、中期経営計画 |
TDnetの仕組みや公開情報については、日本取引所グループのTDnet説明で確認できます。決算短信の様式は、決算短信作成要領・様式が一次情報です。
決算発表日に見る順番
似た会社名を避けるため、分かる場合は証券コードを使います。
決算短信、業績予想修正、配当修正、自社株買いなど、同時刻の開示をまとめて確認します。
第1四半期、上期、通期を取り違えないようにします。前年同期との比較対象も確認します。
足元の増減だけでなく、会社が通期見通しを変えたかを確認します。
数量、価格、為替、一時要因、事業構成の変化など、数字が動いた背景を探します。
最初の10分で確認する項目
- 開示日と開示時刻はいつか
- 今回の決算は何年度・何四半期か
- 売上高と営業利益は前年同期比でどう変わったか
- 通期会社予想は据え置き・上方修正・下方修正のどれか
- 進捗率だけでは説明できない季節性があるか
- 配当、自社株買い、業績予想修正が同時に出ていないか
- 訂正資料や差し替え資料が後から出ていないか
数字と理由を分けて読む
売上高、利益、会社予想、配当などを確認します。
どの事業が、なぜ増減したのかを確認します。
発表内容がすでに織り込まれていないかを確認します。
AIを使う場合も一次情報を先に固定する
AIには、確認した資料名、発表日、対象期間を渡してから整理させます。AIが示した数値と決算短信が異なる場合は、決算短信を優先します。
資料に書かれている数値や会社の説明です。
今後も続く可能性など、資料から考えた解釈です。
資料に根拠がないこと、追加確認が必要なことです。
よくある見落とし
- 決算短信だけを見て、同時発表の業績修正を見落とす
- 前年同期比と前四半期比を混同する
- 営業利益と経常利益の増減理由を同じだと考える
- 一時要因による利益増を継続的な成長と判断する
- 好材料でも株価が急騰後なら追いかけてしまう