FACT / INFERENCE / UNKNOWN

Fact・Inference・Unknownを分ける|
日本株分析で混ぜてはいけない3つ

銘柄分析で一番危ないのは、確認できた事実、そこからの推論、まだ不明なことを混ぜてしまうことです。 このページでは、AIやSNSの情報を使う前に、判断の土台を整理します。

このサイトでは、銘柄分析を書くときに Fact=事実、Inference=推論、Unknown=不明 を分けます。不明なことを買い理由にしないための、いちばん基本のルールです。

3つの意味

まずは、何をどこに入れるかを固定します。

F
Fact|事実 決算短信、TDnet、企業IR、決算説明資料などで確認できる内容です。
  • 売上・営業利益・進捗率
  • 会社発表のIR
  • 決算説明資料の記載
I
Inference|推論 事実から考えられる仮説です。まだ確定ではありません。
  • 来期も成長が続く可能性
  • 市場が評価しそうな材料
  • テーマ性や再評価余地
U
Unknown|不明 まだ確認できていないことです。買い理由にせず、次回確認点にします。
  • 業績への反映時期
  • 利益率への影響
  • 一過性か継続か

分析の流れ

銘柄名を見たあと、すぐ結論に飛ばず、この順番で分けます。

STEP 01 材料を拾う X、ニュース、TradingView、開示情報から気になる銘柄を拾います。
STEP 02 一次情報を見る TDnet、決算短信、企業IRで確認できるものだけをFactにします。
STEP 03 仮説を書く 事実から考えられる成長性や再評価余地をInferenceにします。
STEP 04 不明を残す 確認できないことはUnknownとして残し、買い理由にしません。
STEP 05 判断を分ける 打診、監視継続、見送りのどれにするかを記録します。

実例:話題株を見たときの分け方

「すごそう」で終わらせず、確認できたことと仮説を分けます。

EXAMPLE 例:Xで材料株として話題になった銘柄
Fact
  • 会社が新規受注を発表した
  • 決算短信では売上が前年比で増加
  • 直近1か月で株価が大きく上昇
Inference
  • 受注が来期売上に乗る可能性
  • テーマ株として市場が注目する可能性
  • 成長初動として評価される可能性
Unknown
  • 利益率がどれくらい出るか
  • 継続受注につながるか
  • 今の株価にどこまで織り込まれているか

よくある混同と修正例

投資判断でやりがちな混同を、実践ログ用に修正します。

ありがちな書き方問題点修正後判断
国策だから上がる国策テーマと業績反映が混ざっている国策テーマはある。ただし、会社業績への反映時期は不明。監視
AI関連だから本命関連度と収益貢献が未確認AI関連として注目されている。収益貢献は決算資料で確認が必要。要確認
決算が良いから買い株価位置を見ていない決算は良い。ただし株価はすでに上昇しており、押し目待ち。監視
赤字だけど夢がある財務リスクが曖昧成長余地はあるが、赤字継続と資金繰りを確認するまでは見送り。見送り
材料が出たから初動初動か出尽くしか未確認材料は確認済み。出来高、株価位置、次回決算で業績反映を見る。条件付き

このサイトでの使い方

個別銘柄記事では、この3分類を毎回の確認軸にします。

01 Factを先に書く 決算短信・TDnet・企業IRで確認できた数字や会社発表を先に整理します。
02 Inferenceは仮説として書く 「〜の可能性がある」「〜かもしれない」と、事実とは分けて書きます。
03 Unknownは残す わからないことを無理に結論にせず、次回決算や追加IRで確認します。

あわせて読むページ

Fact・Inference・Unknownを実際の銘柄確認に使うための導線です。

※このページは、個人投資家の情報整理ルールをまとめたものです。 特定銘柄の売買をすすめるものではありません。投資判断は必ずご自身で一次情報を確認したうえで行ってください。

不明を買い理由にしない

銘柄分析で大事なのは、すべてを断定することではありません。 わからないことを「不明」として残し、次に確認する条件を決めることです。

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