AIとTradingViewで見つけた日本株候補を
監視リストに残す基準
TradingView、Pine Screener、Xで気になる日本株を見つけても、すぐ買うとは限りません。 材料、一次情報、株価位置、出来高、次の開示を確認しながら、監視リストに残すかどうかを判断します。
条件がそろうか、価格が合うか、次の材料で判断が変わるかを見るためのリストです。
この記事の位置づけ
この記事は、TradingViewやPine Screener、Xで見つけた日本株候補を、すぐ買わずに監視リストへ残すための基本ルールを整理したものです。 Xで話題になった銘柄だけに絞った判断は、別記事「Xで見つけた銘柄を監視リストに入れる基準」で整理しています。
ここでは、X起点だけでなく、TradingViewのスクリーニング、Pine Screener、決算発表、TDnetの適時開示など、幅広い入口から見つけた候補銘柄をどう扱うかを整理します。
候補銘柄を「すぐ買う」「完全に捨てる」の二択にせず、条件付きで残すための基本ルールを作ることです。
結論:監視リストに入れるのは「今は買わないが、見る理由がある銘柄」
監視リストに入れる銘柄は、ただ気になった銘柄ではありません。 今の価格では買いにくいけれど、材料や業績、チャートの変化に見る価値がある銘柄です。
逆に、理由を説明できない銘柄、一次情報で材料を確認できない銘柄、次に何を見るか決められない銘柄は、監視リストに入れません。
TDnet、決算短信、企業IRなどで確認できる材料がある。
株価が高い、損切り幅が広い、決算前でリスクがある。
押し目、次の決算、追加開示、出来高変化などを見る理由がある。
監視リストに入れる前の3段階
TradingView、Pine Screener、X、決算発表、TDnetなどから候補を見つけます。 この時点では、まだ買う判断はしません。
決算短信、決算説明資料、企業IR、TDnetで、材料や数字の裏付けを確認します。
買う価格、見送る理由、再確認する資料、次に見る日付を決めます。
監視リストに入れる基準
候補銘柄を監視リストに入れるときは、次の項目を確認します。 すべて完璧である必要はありませんが、不明点は不明として残します。
| 確認項目 | 見る内容 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 気になった理由 | TradingView、X、決算、出来高、テーマなど | なぜ見つけたのか説明できるか。 |
| 一次情報 | TDnet、決算短信、決算説明資料、企業IR | 材料や業績を公式資料で確認できるか。 |
| 業績 | 売上、営業利益、利益率、進捗率、通期予想 | 数字に変化があるか。一時的ではないか。 |
| 株価位置 | 直近上昇率、25日線、75日線、高値圏かどうか | 今買う位置か、押し目待ちか。 |
| 出来高 | 売買代金、出来高増加、短期資金の流入 | 初動か、過熱か、継続しているか。 |
| 次の確認点 | 次の決算、追加開示、押し目価格、出来高変化 | 監視する理由が具体的にあるか。 |
監視リストに入れてよい銘柄
監視リストに入れてよいのは、今すぐ買わない理由と、今後も見る理由が両方ある銘柄です。
- 決算内容は良いが、株価がすでに上がっている
- 材料は強いが、業績への影響がまだ不明
- 出来高が増え始めたが、買い場が定まらない
- チャートは強いが、損切り位置が遠い
- 次の決算や追加開示で判断が変わりそう
- 材料が公式資料で確認できない
- 雰囲気だけで気になっている
- 業績への影響がまったく見えない
- 株価が急騰しすぎて損切り幅が大きすぎる
- 次に何を見ればよいか決められない
Fact・Inference・Unknownで分ける
監視リストに入れるときも、事実、推論、不明を分けます。 不明なことを買い理由にしないためです。
決算短信、TDnet、企業IR、市場データなどで確認できる内容。
- 上方修正が出た
- 営業利益が増えた
- 売買代金が増えた
- 増配が発表された
事実から考えられる仮説。まだ確定ではありません。
- 再評価が始まるかもしれない
- 市場がまだ気づいていないかもしれない
- テーマ買いが続くかもしれない
- 来期にも利益が伸びるかもしれない
まだ確認できていないこと。強い結論の根拠にはしません。
- 一時的な特需かどうか
- 来期も続くかどうか
- 株価がどこまで織り込んだか
- 大口の需給が続くかどうか
監視リストに入れた後の確認手順
監視理由を書く
なぜこの銘柄を残すのかを書きます。 理由を書けない銘柄は、監視リストから外します。
次に見る条件を決める
価格、出来高、決算、TDnet開示など、何が出たら再確認するのかを決めます。
指値候補を3段階に分ける
買う場合でも成行ではなく、打診、本命、保険の価格帯を考えます。
再判定期限を決める
いつまでも残さず、次の決算や一定期間で残すか外すかを見直します。
打診・本命・保険の3段階で考える
監視リストに入れた銘柄を買う場合でも、成行ではなく指値前提で考えます。 価格帯は、打診、本命、保険の3段階に分けます。
少量だけ検討する価格。材料が強く、押し目が浅い場合に見る位置です。
一番狙いたい価格。損切り幅、支持線、移動平均線との距離が合う位置です。
地合い悪化や一時的な売りで届く可能性を見る価格。無理に追わないための指値です。
監視リストから外す基準
監視リストは増えすぎると使えなくなります。 入れる基準だけでなく、外す基準も決めておきます。
- 監視理由を説明できなくなった
- 材料の鮮度が落ちた
- 次の決算で成長が確認できなかった
- 株価だけ上がり、業績の裏付けが弱い
- より優先度の高い銘柄が出てきた
- 自分の投資ルールから外れた
AIに確認させる質問
監視リストに入れる前に、AIには買い材料だけでなく、見送り理由や不明点も出してもらいます。
プロンプト例
以下の日本株候補について、すぐ買わずに監視リストへ入れるべきか整理してください。
- 気になった理由
- 確認した一次情報
- 良い点
- 気になる点
- 今すぐ買わない理由
- 次に見る条件
- Fact・Inference・Unknownの整理
次に読む記事
監視リストの基本ルールを確認したら、X起点の判断、銘柄分析チェックリスト、一次情報確認へ進みます。
まとめ
監視リストは、候補銘柄を忘れないためだけのものではありません。 すぐ買わずに、条件がそろうかを確認するための道具です。
TradingViewやPine Screener、Xで気になる銘柄を見つけても、材料、一次情報、株価位置、出来高、次の開示を確認してから判断します。
買えないから終わりではなく、条件がそろうまで待つ。 そのために、監視理由、見送り理由、次に見る条件を記録しておきます。