TDnetと決算資料で確認する理由
TradingViewで気になる日本株を見つけても、その時点ではまだ買う理由にはなりません。 次に見るべきなのは、TDnet、決算短信、決算説明資料、企業IRです。
なぜTDnetと決算資料を見るのか
株価が上がると、理由を知りたくなります。
そのときにSNSやニュースだけを見ると、分かりやすい材料に引っ張られやすい。 しかし、投資判断で本当に確認したいのは、会社が公式に何を発表しているかです。
そのため、このサイトでは、候補銘柄を見つけたあとにTDnet、決算短信、決算説明資料、企業IRを確認します。
AIの答えだけでは足りない理由
AIは銘柄の特徴を整理したり、決算の見方をまとめたりするのに役立ちます。
ただし、AIの説明が常に最新で正しいとは限りません。 特に個別株では、直近の適時開示、決算修正、増配、自社株買い、受注、下方修正などで状況が一気に変わります。
情報が遅れる場合がある
直近の開示や決算修正をAIが反映していないことがあります。
数字の解釈が浅い場合がある
増収増益でも、一時要因か構造変化かは別に確認が必要です。
株価位置を見落とす場合がある
良い材料でも、すでに株価に織り込まれていることがあります。
AIは便利な補助役です。 でも、投資判断を任せる相手ではありません。
情報源の優先順位を決めておく
SNSやニュースより先に、TDnet・決算短信・決算説明資料・企業IRを確認します。
見る資料はこの順番
気になる銘柄を見つけたら、私は次の順番で確認します。
TDnetで直近の適時開示を見る
決算、業績修正、増配、自社株買い、資本業務提携、受注、M&Aなど、 株価材料になりやすい開示を確認します。
決算短信で数字を見る
売上、営業利益、経常利益、純利益、通期予想、進捗率を確認します。 まずは数字が本当に変化しているかを見ます。
決算説明資料で背景を見る
なぜ伸びたのか、どの事業が伸びたのか、会社側が今後をどう説明しているかを確認します。
企業IRで補足資料を見る
中期経営計画、月次情報、説明会資料、補足資料があれば確認します。
株価位置と合わせて判断する
数字が良くても、すでに株価が大きく上昇していれば、すぐ買うとは限りません。
資料ごとに見るポイント
| 資料 | 見るポイント | 注意点 |
|---|---|---|
| TDnet | 直近の適時開示、業績修正、増配、自社株買い、提携、受注 | 材料が一時的か継続的かを分けて見る |
| 決算短信 | 売上、営業利益、経常利益、純利益、通期予想、進捗率 | 前年同期比だけでなく、通期予想との関係を見る |
| 決算説明資料 | 伸びた理由、事業別の状況、今後の見通し、経営方針 | 会社側の説明をそのまま強気に受け取りすぎない |
| 企業IR | 中期経営計画、月次情報、補足資料、説明会資料 | 過去資料と比べて、変化があるかを見る |
| 市場データ | 株価、出来高、売買代金、移動平均線、直近高値との距離 | 数字が良くても、株価が織り込み済みの可能性を見る |
決算短信で最初に見る数字
決算短信は細かく読もうとすると時間がかかります。 まずは、最低限この数字を確認します。
- 売上高は伸びているか
- 営業利益は伸びているか
- 営業利益率は改善しているか
- 通期予想に対する進捗率は高いか
- 上方修正の可能性があるか
- 来期以降も続きそうな伸びか
- 一時的な特需ではないか
特に重視したいのは、営業利益と営業利益率です。 売上が増えていても、利益が伸びていない場合は、コスト増や採算悪化の可能性があります。
決算説明資料で見ること
決算短信で数字を見た後は、決算説明資料で背景を確認します。
数字が良くても、その理由が分からないと、次の判断に進みにくいからです。
どの事業が伸びたか
全体が伸びたのか、一部事業だけなのかを確認します。
利益率は改善したか
価格改定、製品構成、コスト減など、利益の質を見ます。
会社側の見通し
会社が今後を強気に見ているのか、慎重に見ているのかを確認します。
AIの出力は、一次情報で確認する
AIが出した買い材料や反論は、TDnet・決算資料・企業IRで確認してから記事にします。
Fact・Inference・Unknownに分ける
一次情報を読んだあとも、すぐに結論を出さず、事実・推論・不明に分けます。
【事実】
決算短信に記載された売上や利益、TDnetで開示された内容、会社IRに掲載された資料。
【推論】
利益率改善が続く可能性、上方修正の可能性、テーマ性が評価されている可能性。
【不明】
一時的な特需かどうか、来期も続くか、株価にどこまで織り込まれているか。
不明なことは、不明のまま残します。 不明なことを都合よく解釈して、買う理由にしないためです。
見送り理由も資料から探す
一次情報を見る目的は、買う理由を探すことだけではありません。 見送り理由を探すことも大事です。
- 増益が一時的な要因に見える
- 売上は伸びたが利益率が悪化している
- 通期予想に対して進捗が弱い
- 会社側の見通しが慎重
- 株価がすでに大きく上昇している
- 好材料が出た直後で材料出尽くしの可能性がある
- 開示内容と市場の期待にズレがある
数字が良い銘柄でも、買うタイミングが悪ければ損をすることがあります。 だから、資料を読んだ後に「今買うか」は別問題として考えます。
今の判断
このサイトでは、TradingViewで候補を探し、AIに材料と反論を出させた後、 TDnetと決算資料で確認します。
AIの答えは、判断の出発点にはなります。 しかし、最終判断の根拠にはしません。
最終的には、会社が公式に出している資料、市場での株価位置、出来高、売買代金を合わせて見ます。
次に確認すること
実際に個別銘柄を見るときは、次の順番で記事に残していきます。
- なぜその銘柄が気になったのか
- TradingViewで何が変化していたのか
- TDnetに直近の開示があるか
- 決算短信で売上・利益はどう変わったか
- 決算説明資料で会社側はどう説明しているか
- AIはどんな買い材料と反論を出したか
- 今は買うのか、見送るのか、監視するのか
次に読む記事
一次情報で確認したあとは、気になる銘柄を監視リストに入れるか、見送るかを整理します。
日本株候補を監視リストに入れる基準
買う理由、見送る理由、打診・本命・保険の価格帯を整理します。
TradingViewで日本株候補を探すときに見る項目
候補銘柄を探す入口として、売買代金・出来高・チャート位置を確認します。
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AIと一次情報をどう使い分けるか、基本方針を確認します。