結論:一次情報は、買う理由を探すためではなく、誤解を減らすために見る
TDnetや決算短信を見る目的は、「この銘柄を買ってよい」と結論を急ぐことではありません。 まずは、何が会社から正式に出ている情報なのかを確認します。そのうえで、AIの回答や自分の仮説と照らします。
業績の数字、上方修正、増配、自社株買い、受注、売上計上時期など、会社が開示している内容を確認します。確認できないものは、推論またはUnknownとして残します。
決算短信の見出しだけ、SNSの要約だけ、AIの説明だけで判断すると、一時要因や利益率、進捗率を見落としやすくなります。
まず見る一次情報
すべてを完璧に読む必要はありません。最初に見る資料と目的を分けます。
1. TDnet
決算短信、業績予想修正、配当修正、自社株買い、受注、資本政策などの適時開示を確認します。
2. 決算短信
売上、営業利益、経常利益、純利益、通期見通し、配当、財務状態を確認します。
3. 企業IR
決算説明資料、月次、中期経営計画、質疑応答、有価証券報告書を確認します。
AI投資会議:第4話
AIの答えを一次情報で確認する流れを、会議形式で整理します。

AIに聞いたら、良さそうな材料がいくつも出てきた。でも、どれが本当に会社資料で確認できるのか、よく分からない。

まずTDnetで適時開示を確認しましょう。決算、上方修正、増配、自社株買い、受注などは、会社の正式発表で確認できます。

市場テーマとして面白くても、業績にどれだけ効くかは別です。テーマ性は推論として扱い、決算資料で数字を確認します。

構造としては、資料名、確認日、確認できたFact、不明点を分けるのが安全です。出典がない説明はUnknownに残します。
一次情報で確認する表
AIの回答やXの話題を見たあと、下の表に戻します。
一次情報で分ける3つの箱
資料を読んだら、すぐ結論にせず、Fact・Inference・Unknownに分けます。
Fact
- 会社が開示した数字
- 適時開示に書かれた材料
- 業績予想修正の有無
- 配当修正、自社株買い
Inference
- 市場が評価している可能性
- 利益率改善が続く可能性
- テーマ株として資金が入る可能性
- 追加材料が期待されている可能性
Unknown
- 一時要因か継続要因か
- 株価にどこまで織り込まれたか
- 次回決算でも伸びるか
- 利益率にどれだけ効くか
今回のまとめ
AIやXで材料を見つけたら、一次情報へ戻ります。戻る先は、TDnet、決算短信、決算説明資料、企業IRです。
AIの回答やSNSの話題は、確認の入口です。事実として扱う前に、会社が出している資料に戻り、数字・時点・材料の中身を確認します。
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第4話では、AIやSNSの話題を一次情報へ戻して確認する考え方を整理しました。前後の回と、TDnet確認の基本ページもあわせて読むと流れがつながります。