生成AI活用|日本株業績分析プロンプト集

日本株の業績分析に使える
生成AIプロンプト集※Pine Screenerを使う場合は有料プランが必要です

Pine Screener(有料プラン機能)で候補を出したあと、次に見るべきは業績です。
決算短信、決算説明資料、企業IRを生成AIで整理し、最後は自分で判断します。

この記事は、AIに投資判断を任せるための記事ではありません。
AIを使って、業績の変化・強み・リスク・不明点を整理するための実践メモです。
筆者 森
森式:AIは判断役ではなく反論役

重要:Pine Screenerを使う場合は有料プランが必要です

TradingView自体は無料プランからチャート確認や通常スクリーナーを試せます。 一方、Pine ScreenerはPineスクリプトでウォッチリストをスキャンする機能で、利用には有料プランが必要です。

まずは無料プランで通常スクリーナーとチャート確認に慣れる。
そのうえで「自分の条件で日本株を絞りたい」と感じた段階で、Pine Screenerを使うために有料プランを検討する流れが自然です。

結論:AIで見るのは「買えるか」ではなく「何を確認すべきか」

Pine Screener(有料プラン機能)で条件に合う銘柄が出ても、そこで買うわけではありません。 チャートの形が良くても、業績がついてきていなければ危険です。

そこで次に使うのが、生成AIです。 ただし、AIに「この銘柄は買いですか?」とは聞きません。

AIに聞くべきなのは、買えるかどうかではありません。
売上は伸びているか。
利益率は改善しているか。
一時的な特需ではないか。
どこにリスクがあるか。
何がまだ不明なのか。
ここを整理してもらいます。

最後に買う、見送る、監視継続を決めるのは自分です。 AIは、情報整理と反論役として使います。

3つのAIを使えれば理想。でも1つでも十分

ChatGPT、Gemini、Claudeをすべて使えれば、答えの違いを比較できます。 ただし、最初から3つそろえる必要はありません。

1

ChatGPT

決算数字の整理、比較表、Fact・推論・不明の分解に使いやすい。

2

Gemini

企業の周辺情報、市場テーマ、競合、外部環境の整理に使いやすい。

3

Claude

長い決算資料、説明資料、リスクや反論の読み込みに使いやすい。

ただし、これは「必ずこのAIを使うべき」という意味ではありません。
1つのAIだけでも、確認する順番を決めれば十分に使えます。
大事なのは、AIの数ではなく、質問の精度です。

スクショを入れるならこの順番

記事内では、実際にAIへ資料を読ませている画面を入れると、読者が真似しやすくなります。

【スクショ1】Pine Screener(有料プラン)で抽出された銘柄一覧
まずTradingViewで候補を出した画面を見せます。Pine Screenerを使う場合は有料プランが必要です。
【スクショ2】TDnetまたは企業IRで決算資料を確認している画面
AIに投げる前に、一次情報を確認していることを見せます。
【スクショ3】生成AIに決算資料を読ませている画面
プロンプトを貼り、業績を整理している場面を見せます。
【スクショ4】AIの回答をFact・推論・不明に分けた画面
AIの答えをそのまま使わず、判断材料に分解します。
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同じ流れをTradingViewで試してみるPine Screenerは有料プランが必要です

この記事では、TradingViewで候補を出し、決算資料と生成AIで中身を確認する流れを前提にしています。 まずは無料プランから、気になる日本株のチャートや通常スクリーナーを確認できます。 ただし、Pine Screenerを使う場合は有料プランが必要です。

※本リンクには広告・アフィリエイトリンクが含まれます。投資判断はご自身で行ってください。

まず毎回使う共通プロンプト

どの銘柄でも、最初にこの指示を入れると整理しやすくなります。

共通プロンプト 最初に貼る
これから日本株の業績分析をします。
あなたには、投資判断そのものではなく、情報整理と反論役をお願いします。

以下の資料をもとに、
【事実】
【推論】
【不明】
を必ず分けて整理してください。

特に確認したいのは次の項目です。

1. 売上の変化
2. 営業利益の変化
3. 利益率の変化
4. 通期予想に対する進捗
5. 一時的な特需か、継続性があるか
6. 成長の理由
7. リスク
8. まだ確認できていないこと
9. 追加で見るべき資料

注意点:
・買い推奨はしないでください
・断定できないことは「不明」としてください
・不明なことを根拠に結論を出さないでください
・最後に「確認すべき一次情報」を箇条書きで出してください

プロンプト1:決算短信を読む

まずは決算短信です。 売上、営業利益、進捗率、通期予想を整理します。

コピー用プロンプト 決算短信
以下の決算短信をもとに、業績の変化を整理してください。

見てほしい項目は次です。

1. 売上高の前年比
2. 営業利益の前年比
3. 経常利益の前年比
4. 親会社株主に帰属する当期純利益の前年比
5. 営業利益率の変化
6. 通期予想に対する進捗率
7. 会社予想の修正有無
8. 配当方針の変化
9. 業績が良くなった理由
10. 気になるリスク

必ず以下の形でまとめてください。

【事実】
決算短信で確認できる数字や記載

【推論】
数字から考えられる仮説

【不明】
資料だけでは判断できないこと

【次に確認する資料】
決算説明資料、企業IR、TDnet、有価証券報告書など

プロンプト2:決算説明資料を読む

決算短信で数字を確認したあと、決算説明資料で中身を見ます。 会社が何を強調しているか、来期以降も続くのかを確認します。

コピー用プロンプト 決算説明資料
以下の決算説明資料を読み、会社が強調しているポイントを整理してください。

確認したい項目は次です。

1. 会社が強調している成長要因
2. 売上が伸びた理由
3. 営業利益が伸びた理由
4. 利益率が改善した理由
5. セグメント別の強弱
6. 来期以降も続きそうな要因
7. 一時的に見える要因
8. 設備投資、人員、研究開発などの変化
9. 中期計画との関係
10. リスクとして読むべき部分

出力は以下の形式にしてください。

【良かった点】
【気になった点】
【一時的かもしれない点】
【継続性がありそうな点】
【追加で確認したいこと】
【森ならどう監視するか】

プロンプト3:業績の変化をFact・推論・不明に分ける

このサイトの基本形です。 AIの回答をそのまま信じず、事実・推論・不明に分けます。

コピー用プロンプト Fact・推論・不明
この銘柄について、業績の変化を

【事実】
【推論】
【不明】

に分けて整理してください。

ルールは以下です。

【事実】
決算短信、決算説明資料、TDnet、企業IRで確認できる内容だけを書く

【推論】
事実から考えられる仮説を書く
ただし、断定しない

【不明】
資料だけでは確認できないことを書く
不明なことを根拠に結論を出さない

最後に、
「現時点で買い判断に使ってはいけない情報」
も別枠で整理してください。
ここが一番大事です。
不明なことを、不明なまま残す。
そして、不明を根拠に買わない。
これだけでも思い込みをかなり減らせます。

プロンプト4:四半期ごとの変化を見る

年間の数字だけでは、初動が見えにくいことがあります。 四半期ごとの変化を見ると、勢いが出始めたのか、失速しているのかが見えやすくなります。

コピー用プロンプト 四半期比較
この会社の四半期ごとの業績変化を整理してください。

確認したい項目は次です。

1. 四半期ごとの売上高
2. 四半期ごとの営業利益
3. 四半期ごとの営業利益率
4. 前年同期比
5. 前四半期比
6. 増益が続いているか
7. 利益率が改善しているか
8. 一時的な落ち込みや特需がないか

表形式で整理してください。

そのうえで、
【勢いが出ている点】
【失速している可能性】
【一時要因の可能性】
【次の決算で確認したい点】
を分けてください。

プロンプト5:通期予想と進捗率を見る

好決算に見えても、通期予想に対して進捗が弱い場合があります。 逆に、進捗が高すぎる場合は上方修正期待が出ることもあります。

コピー用プロンプト 進捗率
決算短信をもとに、通期予想に対する進捗率を確認してください。

確認項目は次です。

1. 売上高の進捗率
2. 営業利益の進捗率
3. 経常利益の進捗率
4. 純利益の進捗率
5. 前年同時期と比べて進捗が良いか
6. 季節性の影響がありそうか
7. 上方修正の可能性を期待しすぎていないか
8. 会社予想が保守的か強気か

出力は以下の形式にしてください。

【進捗が良い点】
【進捗が弱い点】
【季節性で判断しにくい点】
【上方修正期待を見る前に確認すべきこと】
【次の決算で見るポイント】

プロンプト6:買い材料とリスクを分ける

良い材料だけを見ると、買いたくなります。 だから、同じタイミングでリスクも出します。

コピー用プロンプト 材料とリスク
この銘柄について、買い材料になりそうな点とリスクを分けて整理してください。

ただし、買い推奨はしないでください。

出力は以下の形式にしてください。

【買い材料に見える点】
・決算資料で確認できる内容
・業績変化
・テーマ性
・需給や出来高の変化

【リスク】
・一時的な特需の可能性
・利益率悪化の可能性
・受注や在庫の変化
・為替、原材料、人件費などの影響
・株価がすでに上がりすぎている可能性

【確認できていないこと】
・資料に書かれていないこと
・追加で見るべき一次情報

【森なら見送る条件】
・どんな場合なら買わずに監視へ回すか

プロンプト7:3つのAIに同じ質問を投げて差分を見る

3つのAIを使える場合は、役割を固定しすぎるより、同じ質問を投げて答えの違いを見るのも有効です。

コピー用プロンプト AI比較
以下の決算資料をもとに、業績分析をしてください。

ただし、次のルールを守ってください。

1. 事実と推論と不明を分ける
2. 良い点だけでなく、リスクも出す
3. 買い推奨はしない
4. 最後に「追加で確認すべき一次情報」を出す
5. 断定できないことは不明と書く

出力形式は以下です。

【事実】
【推論】
【不明】
【良かった点】
【気になった点】
【見落としやすいリスク】
【次に確認する資料】
【最終判断の前に自分で見ること】
ChatGPT、Gemini、Claudeで答えが違った場合、どれか1つを正解にするのではありません。
違いが出た場所を、TDnetや決算資料で自分で確認します。

プロンプト8:買う・見送る・監視継続を整理する

最後は、AIに判断させるのではなく、自分の判断材料を整理します。

コピー用プロンプト 判断整理
この銘柄について、買う・見送る・監視継続の判断材料を整理してください。

ただし、最終判断は私が行います。
あなたは判断材料の整理だけをしてください。

出力形式は以下です。

【買いを検討できる条件】
・どの条件がそろえば検討できるか

【見送り条件】
・どの条件なら買わない方がよいか

【監視継続条件】
・今は買わず、どこを見ればよいか

【次に見る数字】
・売上
・営業利益
・利益率
・進捗率
・受注
・在庫
・配当
・自己資本比率

【次に見るチャート】
・25日線
・75日線
・出来高
・高値づかみになっていないか

【不明点】
・まだ判断材料にしてはいけないこと

プロンプト9:打診・本命・保険の3段階で考える

買う場合も、一括ではなく資金配分を決めます。 ただし、これは投資助言ではなく、自分のルールを整理するための型です。

コピー用プロンプト 資金配分
この銘柄について、打診買い・本命買い・保険の3段階で考えるための整理をしてください。

ただし、売買推奨はしないでください。
具体的な買値を断定せず、考え方として整理してください。

前提:
・打診買いは20%
・本命買いは50%
・保険は30%
・保険は、下がったら何でも買い増す資金ではない
・シナリオが崩れたら使わずに残す

出力形式は以下です。

【打診買いを検討する条件】
【本命買いを検討する条件】
【保険を使ってよい条件】
【保険を使わず撤退すべき条件】
【見送りにする条件】
【自分で確認すべき一次情報】
【注意点】
保険は、ナンピン用の資金ではありません。
想定した押し目で止まり、反転の確認ができたときだけ使う枠です。
シナリオが崩れたら、使わずに残します。

AIの回答をそのまま記事にしない

AIの回答は便利ですが、そのまま記事にすると、ただの説明文になります。 実践ログとして大事なのは、AIの答えを見て、自分が何を確認したかです。

AIの出力 森が確認すること
売上が伸びている どのセグメントが伸びたのか、継続するのか
営業利益が増えている 売上増か、値上げか、費用減か、一時要因か
進捗率が高い 季節性はないか、会社予想は保守的か
テーマ性がある 業績に本当に効いているのか
リスクが小さい 資料に書かれていないリスクはないか
AIの答えは、結論ではありません。
AIの答えをきっかけに、自分で一次情報を確認します。
ここを飛ばさないことが、このサイトの基本方針です。

この記事で伝えたいこと

1

候補を出す

TradingViewやPine Screener(有料プラン機能)で、見る銘柄を減らします。

2

業績を整理する

生成AIで、決算短信・決算説明資料・企業IRを整理します。

3

自分で決める

AIの答えを鵜呑みにせず、買う・見送る・監視を自分で決めます。

生成AIは、うまく使えば業績分析の入口をかなり楽にしてくれます。 ただし、AIに任せきりにはしません。

AIで整理し、一次情報で確認し、最後は自分で判断する。 この順番を崩さないようにしたいと思います。

注意書き

この記事は、日本株の業績分析に生成AIを使うためのプロンプトをまとめた実践メモです。 特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

実際に投資判断を行う場合は、TDnet、決算短信、決算説明資料、企業IR、有価証券報告書などの一次情報を必ず確認します。

※生成AIの回答には誤りが含まれる可能性があります。 数字、日付、会社予想、決算期、単位などは、必ず一次情報で確認してください。

次に読む記事

生成AIで業績を確認したら、次は実際の銘柄で「買う・見送る・監視継続」の実践ログを書いていきます。

※TradingViewリンクには広告・アフィリエイトリンクが含まれます。Pine Screenerを使う場合は有料プランが必要です。

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