TradingView活用|基本手順

TradingViewで日本株候補を探す基本手順|チャート・スクリーナー・AI分析へのつなげ方

日本株の候補探しで迷ったとき、最初にやることは「話題株を追いかける」ではなく、一定の条件で候補を並べること。 この記事では、TradingViewの通常スクリーナーで日本株候補を作り、チャート確認、AI分析、一次情報確認へ進む流れを整理します。

THEME 日本株候補の探し方
TOOL TradingView通常スクリーナー
RULE 最後は一次情報で確認

結論:TradingViewは「買う銘柄」ではなく「調べる候補」を作る道具

TradingViewで出てきた銘柄を、そのまま買うわけではありません。 まずは売買代金、出来高、値動き、チャートの形で候補を作り、そのあと決算短信、TDnet、企業IRで裏取りします。

以前は、Xで話題になった銘柄や急騰ランキングを見てから理由を探すことが多かったです。 ただ、そのやり方だと、すでに株価が走ったあとに追いかける形になりやすいと感じました。

今は、まずTradingViewで日本株の母集団を作り、そこから候補を絞るようにしています。 「何となく気になる」ではなく、売買代金やチャート位置で一度ふるいにかける方が、あとで検証しやすいからです。

この記事の立場
この記事は投資助言ではありません。 TradingViewとAIを使って、日本株候補をどう探し、どう確認するかを記録する実践ログです。

基本の流れは6ステップ

最初から難しい条件を入れすぎない方が使いやすいです。 まずは、売買代金とチャート位置を見て、確認候補を作ります。

1
TradingViewの株式スクリーナーを開く
2
市場を日本株に絞る
3
売買代金・出来高で流動性を確認する
4
値動き・移動平均線・高値更新でチャート候補を見る
5
気になる銘柄をウォッチリストに入れる
6
AIと一次情報で業績・材料・リスクを確認する

1. まず通常スクリーナーで日本株に絞る

最初に使うのは、Pine Screenerではなく通常の株式スクリーナーです。 ここで日本株の候補一覧を作ります。

いきなり個別銘柄名で探すと、どうしても自分が知っている銘柄に偏ります。 そのため、まずは市場を日本株に絞り、売買代金や出来高で並べるところから始めます。

最初の注意点
海外株やETFが混ざると、あとで確認が面倒になります。 まず市場フィルターで日本株に絞れているかを確認します。

2. 出来高だけでなく、売買代金を見る

短期で見る場合、買えることよりも「売りたい時に売れるか」が大事です。 そのため、出来高だけでなく売買代金も確認します。

条件目安使い方
売買代金3億円以上広めに拾う中小型株も見たいとき。ただし板の薄さには注意。
売買代金5億円以上標準最初の候補作りで使いやすい目安。
売買代金10億円以上やや安全寄り流動性を重視したいとき。大型株寄りになりやすい。

自分の実践では、まず売買代金5億円以上を目安にします。 1億円未満の銘柄は、値動きが魅力的に見えても、売りたい時に売りにくい可能性があります。

3. チャートでは「上がりそう」より「高値づかみではないか」を見る

TradingViewのチャートを見る目的は、未来を当てることではありません。 今の株価位置が無理な場所ではないかを確認するために使います。

移動平均線

25日線・75日線との位置を見る。大きく上に離れていれば、短期過熱を疑います。

出来高

株価上昇に出来高が伴っているかを見る。薄商いの上昇は慎重に扱います。

直近高値

高値直下で飛びつくのではなく、突破確認か押し目待ちかを考えます。

高値づかみ防止
良い銘柄を見つけても、株価がすでに大きく上がっている場合は、買う位置としては遅いことがあります。 「良い銘柄」と「今買ってよい価格」は分けて考えます。

4. 条件は増やしすぎない

最初から条件を増やしすぎると、候補がほとんど出なくなります。 まずは3つ以内の条件から始める方が続けやすいです。

流動性

売買代金5億円以上など。売りたい時に売れるかを見る条件。

値動き

高値更新、移動平均線上抜け、出来高増加など。資金が入っているかを見る条件。

業績

ROE、営業利益率、売上成長率など。あとで決算資料で確認する前提で使います。

5. 気になる銘柄はウォッチリストへ入れる

スクリーナーで見つけた銘柄は、その場で判断しません。 まずウォッチリストに入れて、あとで業績と材料を確認します。

ウォッチリスト名は、あとから見て意味が分かる名前にします。 「売買代金上位」「決算後出来高増」「押し目候補」「X話題株」などに分けると、記事化もしやすくなります。

  • 売買代金上位
  • 出来高急増
  • 決算後に上昇
  • 25日線付近の押し目
  • Xで話題になった日本株

6. AIには「買いですか?」ではなく「何を確認すべきか」を聞く

ChatGPTは、買い判断を任せる相手ではありません。 候補銘柄の確認順序を整理する補助役として使います。

TradingViewで候補を見つけたら、AIには次のように聞きます。 大事なのは、事実・推論・不明を分けることです。

短い確認プロンプト
この銘柄について、売上・営業利益・利益率・進捗率・財務・株価位置を確認してください。 出力は【事実】【推論】【不明】【良い点】【気になる点】【次に見る一次情報】【今の仮判断】に分けてください。 買い推奨ではなく、本人が判断するための整理メモとして作成してください。

7. 最後はTDnet・決算短信・企業IRで確認する

TradingViewとAIで候補を作っても、最後は一次情報に戻ります。 ここを飛ばすと、チャートだけで判断することになります。

確認資料見ること注意点
TDnet決算、上方修正、増配、自社株買い、受注、資本政策。タイトルだけで判断せず、本文と数字を見る。
決算短信売上、営業利益、通期予想、進捗率、財務状態。前年同期比だけでなく、通期見通しを見る。
決算説明資料セグメント、増減要因、利益率、今後の方針。会社説明は前向きになりやすいので数字と照らす。
企業IR月次、中期経営計画、説明会資料、質疑応答。一時要因か、構造変化かを確認する。

Fact・Inference・Unknownで整理

【事実】

TradingViewでは、売買代金、出来高、値動き、チャート位置などを確認できます。 ただし、業績の中身や材料の継続性は、一次情報で確認する必要があります。

【推論】

売買代金や出来高が増えている銘柄は、市場の関心が高まっている可能性があります。 ただし、それが業績期待なのか短期資金なのかは別途確認が必要です。

【不明】

スクリーナーに出た理由が、業績改善なのか、材料株化なのか、需給だけなのかは画面だけでは分かりません。 不明な点は不明のまま残します。

実際に見るチェックリスト

TradingViewで候補を見つけたら、次の順番で確認します。

  • 市場が日本株に絞れているか
  • 売買代金が十分あるか
  • 出来高が増えているか
  • 25日線・75日線との位置はどうか
  • 直近高値から上がりすぎていないか
  • ウォッチリストに入れて後で確認できるか
  • TDnetで直近の適時開示を確認したか
  • 決算短信で売上と営業利益を確認したか
  • 決算説明資料で伸びている理由を確認したか
  • 買う理由だけでなく、見送る理由も書いたか
ここで止まれるかが大事
スクリーナーで良さそうな銘柄を見つけても、すぐ買う必要はありません。 「監視リストへ入れる」「押し目を待つ」「見送る」も立派な判断です。

通常スクリーナーとPine Screenerの違い

最初は通常スクリーナーで十分です。 Pine Screenerは、ウォッチリストを作ったあとに、Pine Script条件でさらに絞りたいときに使います。

機能使う場面注意点
通常スクリーナー市場、売買代金、出来高、業績指標で候補を探す。最初はこちらで十分。日本株候補の母集団を作る。
Pine Screener自作Pine Scriptの条件でウォッチリストをさらに絞る。利用条件や上限はプランにより変わるため公式ページで確認。
チャート株価位置、移動平均線、出来高、高値づかみリスクを見る。チャートだけで買い判断しない。

Pine Screenerでさらに候補を絞る

TradingViewの通常スクリーナーで日本株候補を広く拾ったあとは、Pine Screenerで自分の条件に近い銘柄を確認します。 ただし、Pine Screenerに出た銘柄をそのまま買うのではなく、TDnet・決算短信・公式IRで一次情報を確認する前提で使います。

Pine Screenerの基本的な使い方は、 Pine Screenerで日本株を探す方法|TradingView活用メモ にまとめています。 通常スクリーナーで母集団を作り、Pine Screenerで条件に合う銘柄を拾い、最後に一次情報で削る流れです。

今回の仮判断

【事実】

TradingViewの通常スクリーナーを使うと、日本株を売買代金、出来高、値動き、業績指標などで並べ替えられます。 候補銘柄をウォッチリストに残すことで、あとからチャートや一次情報を確認しやすくなります。

【推論】

最初に売買代金で母集団を作ると、極端に流動性の低い銘柄を避けやすくなります。 そこから出来高増やチャート位置を見ることで、短期で市場の関心が高まっている銘柄を見つけやすくなる可能性があります。

【不明】

スクリーナー条件だけで、将来の株価上昇を判断することはできません。 業績改善が続くか、材料が一時的か、株価にどこまで織り込まれているかは、別途確認が必要です。

【今の判断】

TradingViewは、候補探しの入口として使います。 最終判断は、TDnet、決算短信、決算説明資料、企業IR、株価位置を確認したうえで行います。

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TradingViewの基本手順を確認したら、ロードマップ、Pine Screenerの基本、無料版でできる範囲もあわせて確認します。

次に読むページ

候補を見つけたら、Pine ScreenerとAI分析へ進む。

この記事では、TradingViewの通常スクリーナーで日本株候補を作る基本手順を整理しました。 次は、ウォッチリストに入れた銘柄をPine Screenerでさらに絞り、AIで確認すべき点を整理します。

本記事は、日本株候補を探すためのTradingView活用手順を整理した実践ログです。特定銘柄の売買をすすめるものではありません。 最終的な投資判断は、TDnet・決算短信・企業IRなどの一次情報を確認したうえでご自身で行ってください。

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