TradingViewの
「Pine Screener」というスクリーニングをご存じでしょうか?
※利用には有料プランが必要です
通常のスクリーナーで広く拾い、Pine Screenerで自分の形に近い銘柄へ絞る。
これが、筆者・森が得意とする日本株候補の探し方です。
※Pine Screenerは有料プラン向けの機能です。
結論:Pine Screenerは「自分の狙いに近い銘柄」を絞る道具
TradingViewの通常スクリーナーは、とても便利です。 出来高、売買代金、騰落率、時価総額などで、広く日本株を探せます。
ただ、通常スクリーナーだけでは、私が本当に見たい銘柄までは絞り切れないことがあります。
週足と月足は強い。
でも日足は高値づかみではなく、押し目に近い。
さらに売買代金もあり、実際に売買しやすい。
こういう「自分が狙いたい形」に近い銘柄です。
この条件に近づけるために使うのが、TradingViewのPine Screenerです。
Pine Screenerは「自分の売買ルールに近い銘柄まで絞る道具」。
ただし、Pine Screenerの利用には有料プランが必要です。
この違いが大きいです。
TradingView自体は無料プランからチャートや通常スクリーナーを試せますが、 Pine Screenerを使ってウォッチリストをスキャンするには、有料プランが必要です。
そのため、まずは無料プランで通常スクリーナーとチャート操作に慣れ、 「自分の条件でさらに絞りたい」と感じた段階で有料プランを検討するのが自然です。
TradingViewでPine Screenerを試してみる
※有料プランが必要
この記事の流れは、TradingViewで通常スクリーナーを使って候補を広く拾い、 有料プラン向けのPine Screenerで自分の条件に近い銘柄へ絞ることを前提にしています。 まずは無料プランで日本株のチャートや通常スクリーナーを確認し、 Pine Screenerまで使いたくなった段階で有料プランを検討するのが現実的です。
※本リンクには広告・アフィリエイトリンクが含まれます。投資判断はご自身で行ってください。
筆者・森が一番得意とするのは「見るべき銘柄を減らすこと」
私、森が一番得意としているのは、相場の天井や底を当てることではありません。 短期間で急騰する銘柄を言い当てることでもありません。
得意なのは、自分が見たい形に近い銘柄を、できるだけ無駄なく絞ることです。
日本株は銘柄数が多く、毎日すべてを確認することはできません。 だから、最初に売買代金と出来高で母集団を作ります。
そのあとにPine Screenerで、週足・月足・日足の形を確認します。 さらに、生成AIで業績を整理し、最後はTDnetや企業IRで答え合わせをします。
見るべき銘柄を減らす方法です。
通常スクリーナーとPine Screenerの違い
| 項目 | 通常スクリーナー | Pine Screener |
|---|---|---|
| 役割 | 広く探す | 自分の条件に近づけて絞る |
| 得意なこと | 出来高、売買代金、騰落率、時価総額など | 週足・月足・日足を組み合わせた条件確認 |
| 使う場面 | 最初の候補集め | 候補をさらに絞る場面 |
| 注意点 | 細かいチャート条件までは絞りにくい | 条件を作る必要があり、利用には有料プランが必要 |
この記事では、通常スクリーナーで売買代金・出来高のある銘柄を拾い、 その後Pine Screenerで「週足・月足は強く、日足は押し目に近い銘柄」を探す流れを紹介します。
今回の全体の流れ
通常スクリーナーで売買代金・出来高を見る
まずは実際に売買されている銘柄を広く拾います。動いていない銘柄を最初から深掘りしないためです。
候補をウォッチリストに入れる
Pine Screenerで確認するための母集団を作ります。ここでは「見る候補」を整理する段階です。
Pine Screener(有料プラン)で自分の条件に近い銘柄を絞る
週足・月足が強く、日足が押し目に近い銘柄を探します。ここがこの記事の中心です。
チャートで高値づかみではないか確認する
条件に出てきても、すぐには買いません。日足の位置、出来高、直近の上昇幅を確認します。
生成AIで業績を確認する
決算短信、決算説明資料、企業IRをもとに、売上・利益・進捗率・リスクを整理します。
最後は自分で判断する
AIの答えをそのまま信じません。買う、見送る、監視継続を自分で決めます。
スクショを入れながら進める手順
ここからは、実際の画面を見せながら進める構成にします。 読者が迷わないように、スクショはこの順番で入れるのがおすすめです。
1. TradingViewの通常スクリーナーを開く
まずは通常のスクリーナーを開きます。 ここでは、いきなりPine Screenerに入るのではなく、売買されている銘柄を広く確認します。
2. 日本株に絞る
対象を日本株に絞ります。 海外株やETFが混ざると、後の確認がしにくくなるためです。
3. 売買代金・出来高で並び替える
次に、売買代金や出来高で並び替えます。 これは、実際に売買しやすい銘柄を優先して見るためです。
4. 候補をウォッチリストに入れる
売買代金・出来高で気になった銘柄をウォッチリストに入れます。 Pine Screenerでは、このウォッチリストを使って条件確認をしていきます。
5. Pine Screenerを開く
ここからが通常スクリーナーとの違いです。 Pine Screenerを使うことで、自分が見たい条件に近い銘柄へ絞っていきます。
無料プランの読者は、まず通常スクリーナーとウォッチリスト作成までを試し、 有料プランへ進むかどうかを判断する流れがよいと思います。
6. ウォッチリストを選ぶ
先ほど作ったウォッチリストを選びます。 これで、売買代金・出来高で拾った銘柄だけを対象にできます。
7. パーフェクトオーダー用の条件を選ぶ
今回は、週足・月足が強く、日足が押し目に近い銘柄を探します。 難しいコードの話は別記事に回し、ここでは「どんな銘柄を探すか」を重視します。
8. スキャン結果を見る
条件に合う銘柄が出てきたら、ここで終わりではありません。 出てきた銘柄は、あくまで確認候補です。
Pine Screenerで出た銘柄を、すぐに買わない
Pine Screenerで条件に合う銘柄が出ると、つい「良さそう」と思ってしまいます。 でも、ここで飛びつくのは危険です。
日足が押し目に見えても、それが一時的な押し目なのか、下落の始まりなのかはまだわかりません。
9. 日足チャートで高値づかみを避ける
まずは日足チャートを確認します。 直近で急騰しすぎていないか、出来高を伴っているか、25日線付近で止まっているかを見ます。
10. TDnet・企業IRで理由を確認する
次に、なぜその銘柄が動いているのかを確認します。 決算、業績修正、受注、提携、新中期計画など、株価が動く理由があるかを見ます。
抽出された銘柄は、生成AIで業績を確認する
Pine Screenerで候補が出たら、次は生成AIを使って業績を整理します。
できれば、ChatGPT、Gemini、Claudeの3つを使い分けると見え方が広がります。 ただし、読者全員が3つのAIを使えるわけではありません。
何を確認させるかです。
1つのAIだけでも、決算短信や決算説明資料を読ませれば、かなり整理できます。
ChatGPT
決算数字の整理、前期比較、進捗率の確認に使いやすい。
Gemini
企業の周辺情報、市場テーマ、競合の確認に使いやすい。
Claude
決算資料の読み込み、長い資料の整理、リスク確認に使いやすい。
1つのAIだけでも確認できること
- 売上は伸びているか
- 営業利益は伸びているか
- 利益率は改善しているか
- 一時的な特需ではないか
- 来期予想は強いか
- 進捗率に違和感はないか
- 自己資本比率や有利子負債に不安はないか
- 株価上昇を支える材料があるか
- 見落としているリスクはないか
関連記事:日本株の業績分析に使える生成AIプロンプト集|決算短信・決算説明資料・企業IRの確認手順
最後の決定は、必ず自分でする
ここは、この記事で一番大事にしたい部分です。
TradingViewで候補を出しても、生成AIで業績を整理しても、最後の決定は自分でします。
AIは、情報整理と反論役です。
最後に買うか、見送るか、監視するかを決めるのは自分です。
森の確認ルール
| 区分 | 見る内容 |
|---|---|
| 【事実】 | 決算短信、決算説明資料、TDnet、企業IRで確認できる内容 |
| 【推論】 | 数字や資料から考えられる仮説。たとえば、成長が続く可能性やテーマ性 |
| 【不明】 | まだ確認できていないこと。ここを根拠に買わない |
不明なことを、不明なままにしておく。 そして、不明を根拠に買わない。 これを守るだけでも、高値づかみや思い込みをかなり減らせると感じています。
買う場合も、一括ではなく3段階で考える
仮に買う場合でも、私は一度に全額を入れるより、 打診買い・本命買い・保険の3段階で考えます。
| 区分 | 意味 | 割合の例 |
|---|---|---|
| 打診買い | まず少しだけ入って、値動きと自分の見立てを確認する | 20% |
| 本命買い | 押し目や反転、業績確認で自信度が上がったときに入れる | 50% |
| 保険 | 無理に使わない資金。シナリオが崩れたら使わず撤退する | 30% |
想定した押し目で止まり、反転の確認ができたときだけ使う枠です。
シナリオが崩れたら、使わずに残すことも大事です。
Pine Screenerで銘柄が出たからすぐ買うのではなく、 買う前に資金配分を決めておく。 これも、森式の大事なルールです。
この記事で伝えたいこと
広く拾う
通常スクリーナーで売買代金・出来高のある銘柄を確認する。
狙いに絞る
Pine Screenerで週足・月足・日足の形を確認する。
自分で決める
AIと一次情報で確認し、買う・見送る・監視継続を自分で決める。
TradingViewの通常スクリーナーは、多くの人が紹介しています。 でも、有料プラン向けのPine Screenerまで使うと、自分の投資ルールに近い銘柄をかなり絞りやすくなります。
もちろん、完璧な方法ではありません。 Pine Screenerで出てきた銘柄が必ず上がるわけでもありません。
それでも、見る銘柄を減らし、確認する順番を決めるだけで、かなり迷いは減ります。
注意書き
この記事は、TradingViewとPine Screenerを使って日本株の候補銘柄を探す手順を記録したものです。 特定銘柄の売買を推奨するものではありません。
実際に投資判断を行う場合は、TDnet、決算短信、決算説明資料、企業IRなどの一次情報を必ず確認します。
※Pine Screenerは有料プランでないと使えません。 TradingViewの無料プランでは、まず通常スクリーナーやチャート確認から始める想定です。 また、Pine Screenerで使うコードやプロンプトは、TradingViewの仕様に合わせる必要があります。 この記事では細かいコード解説よりも、実際に銘柄候補を探す流れを優先しています。 コードやプロンプトは別記事でまとめます。
次に読む記事
Pine Screenerで使うプロンプトや、生成AIで業績分析をする指示文は、別記事でまとめます。 なお、Pine Screenerを使うにはTradingViewの有料プランが必要です。
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