Fact・Inference・Unknownを分ける|
日本株分析で混ぜてはいけない3つ
銘柄分析で一番危ないのは、確認できた事実、そこからの推論、まだ不明なことを混ぜてしまうことです。 このページでは、AIやSNSの情報を使う前に、判断の土台を整理します。
このサイトでは、銘柄分析を書くときに Fact=事実、Inference=推論、Unknown=不明 を分けます。不明なことを買い理由にしないための、いちばん基本のルールです。
3つの意味
まずは、何をどこに入れるかを固定します。
- 売上・営業利益・進捗率
- 会社発表のIR
- 決算説明資料の記載
- 来期も成長が続く可能性
- 市場が評価しそうな材料
- テーマ性や再評価余地
- 業績への反映時期
- 利益率への影響
- 一過性か継続か
分析の流れ
銘柄名を見たあと、すぐ結論に飛ばず、この順番で分けます。
実例:話題株を見たときの分け方
「すごそう」で終わらせず、確認できたことと仮説を分けます。
- 会社が新規受注を発表した
- 決算短信では売上が前年比で増加
- 直近1か月で株価が大きく上昇
- 受注が来期売上に乗る可能性
- テーマ株として市場が注目する可能性
- 成長初動として評価される可能性
- 利益率がどれくらい出るか
- 継続受注につながるか
- 今の株価にどこまで織り込まれているか
よくある混同と修正例
投資判断でやりがちな混同を、実践ログ用に修正します。
| ありがちな書き方 | 問題点 | 修正後 | 判断 |
|---|---|---|---|
| 国策だから上がる | 国策テーマと業績反映が混ざっている | 国策テーマはある。ただし、会社業績への反映時期は不明。 | 監視 |
| AI関連だから本命 | 関連度と収益貢献が未確認 | AI関連として注目されている。収益貢献は決算資料で確認が必要。 | 要確認 |
| 決算が良いから買い | 株価位置を見ていない | 決算は良い。ただし株価はすでに上昇しており、押し目待ち。 | 監視 |
| 赤字だけど夢がある | 財務リスクが曖昧 | 成長余地はあるが、赤字継続と資金繰りを確認するまでは見送り。 | 見送り |
| 材料が出たから初動 | 初動か出尽くしか未確認 | 材料は確認済み。出来高、株価位置、次回決算で業績反映を見る。 | 条件付き |
このサイトでの使い方
個別銘柄記事では、この3分類を毎回の確認軸にします。
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不明を買い理由にしない
銘柄分析で大事なのは、すべてを断定することではありません。 わからないことを「不明」として残し、次に確認する条件を決めることです。